決算発表も峠を越えました。内容によってはすぐに売却する可能性もあるので、保有銘柄にさっと目を通し、監視銘柄を中心に出来るだけ多くの銘柄を見る事に時間を使います。増収増益で増配継続銘柄を中心に、今後の成長期待で株価が上昇しそうな銘柄にどの程度資産を振り分けるかが悩みどころでもあり楽しみでもあります。今回の決算発表で長期保有しているタナベ経営が株式分割を発表しました。
2021年9月30日を基準日として、普通株式1株につき2株の割合をもって分割するとのこと。同時に株主優待（手帳）を廃止するとのこと。理由については「株主の皆さまの持株数に応じた剰余金の配当、加えて中長期的には自己株式買いによる株主還元が適切であると判断し、このたび、株主優待制度を廃止することといたしました」とあり、代わりに「2021年3月期の43円に、通常増配分1円と株主優待制度の廃止に伴う増配2円を足した合計46円を計画しております」とのこと。
2004年9月に購入し今も保有し続けている銘柄です。￥10万以下の優待目的で購入したように思います。個別では最も長く保有している銘柄となりました。リーマンショック後に含み損となりましたが、2014年以降は常に含み益となっています。2020年度の配当利回り6.77％、配当と貸株受取金を合わせた累計回収率は79％（2020年末時点）です。17年保有して株式分割となりました。優待廃止は少し残念ですが株式分割と増配は嬉しい限りです。
当社は、今後も着実に業績計画を達成し、さらに充実した株主還元を実現する「増収増益増配」経営を実現していくことにより、株主の皆さまのご期待に応えていく方針であります。
とありますが2009、2010年度は減配でした。それでも売却ぜず保有を続けたのは、他の銘柄がそれ以上に悪い業績だったからです。無配・優待廃止銘柄の売却を優先し減配銘柄はしばらく放置していました。
その後、優待から配当重視に銘柄を少しずつ入れ替えます。配当利回りで銘柄を分けていたのでタナベ経営が他の銘柄より増配した事で、今まで保有を続けてこれたのかもしれません。
