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オンラインだけの株主総会が実現可能に

連日、議決権行使書の封筒が届く状況です。最初の頃は「とうとう株主になったか」と大事に保存していましたが、年々保有銘柄が増えてくると、いかに効率よく書類を整理整頓するかを重視するようになりました。保有する期間が長くなるほど書類も増えます。基本通知書の最初のページ(年月日、所在地、社名、社長名と裏に総会会場の案内図)だけ毎年保存しています。二つのホッチキスを外し最初の一枚だけ保存し、残りは処分します。他に決議通知、株式分割、社名変更など年月日を確認する為に保存しています。

 議決権行使も最初は郵送しか選択肢がありませんでしたが、今年はスマホQRコードで読み取り、議決権行使が出来るようになりました。使ってみるとかなり便利です。ほぼ「すべて賛成」で送信ですが、株主提案がある場合は「すべて賛成」がない表示になります。

 

6月9日、株主総会をオンラインだけで開けるようにする産業競争力強化法の改正案が参院本会議で可決成立しました。会社法株主総会の場所を決めて招集することになっており、会場とオンラインを併用する必要がありましたが、改正法で国の確認を受ければオンラインだけで実施できる特例を設けています。

 

これを受け定款の一部変更「場所の定めのない株主総会」を新設する企業も出てきました。三井住友フィナンシャルグループの定款変更の目的には

産業競争力強化法等の一部を改正する等の法律案」(第204回国会内閣提出法案第23号)が成立した場合、上場会社において、定款に定めることにより、株主の皆さまの利益の確保への配慮等を踏まえて定められる一定の要件のもと、場所の定めのない株主総会(物理的な会場を設けず、取締役や株主等がインターネット等の手段を用いて出席する株主総会。いわゆる「バーチャルオンリー株主総会」)の開催が可能となります。当社といたしましては、感染症や自然災害を含む大規模災害や社会全体のデジタル化の進展等も念頭に、選択可能な株主総会の開催方式を拡充することが株主の皆さまの利益に資すると考えますので、場所の定めのない株主総会(種類株主総会を含む)を開催できるよう、定款を変更しようとするものであります。

とあります。

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スマート行使

株主総会というと一般の方にはあまりなじみがないかもしれませんが、たとえ100株の株主であっても社長の発言を聴け、質問できる機会を手にする事ができます。社長を見て銘柄を選ぶ投資家もいるくらい、銘柄選択以上に人を見る目を鍛錬する場して、時間があれば参加するようにしています。バーチャルオンリー株主総会でその機会がさらに増えそうです。