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岸田首相「株主還元で成長の果実等が流出…」の発言を聞いて買指値を変更

株価下落が続いています。保有銘柄も損益率が悪化しており、特にグロース株下落率は見るのも嫌になるくらいのレベルです。

ロシア軍のウクライナ侵攻が目前に迫りマーケットが大きく動きそうな中、2月21日衆院予算委員会での岸田首相の発言を聞いて株価の反発はしばらく先のように思いました。

 

 

国民民主党前原誠司氏が「資本市場は本来、資金調達の場だったのに資金流出の場になっている」と指摘。海外の投資家もいるため「国富が海外に逃げているという認識はあるか」とただした。

「資本主義というものは関与するステークホルダーそれぞれに資するものでなければ持続可能なものにならないという観点から考えた場合に、株主還元という形で成長の果実等が流出しているということについてはしっかりと受け止め、この現状について考えていくことは重要であると認識している」(岸田首相)

 岸田首相は成長と分配の好循環を目指す「新しい資本主義」を掲げ、市場・株主偏重の資本主義からの転換を訴えている。企業の四半期開示の見直しや金融所得課税強化を検討するほか、自社株買い規制にも言及。首相の発言は、昨年10月の政権発足時から株価変動につながったとの指摘がある。

 

バブルが弾けて以降、日本企業はコストカット一辺倒で従業員に還元せず、役員報酬と株主配当ばかり上げてきた背景があるので「社員の給料も上げてやれよ」って事を言いたかったと思いますが、海外投資家は「日本人にお金を流動させ経済を再活性」なんて悠長に待つはずがありません。それで還元を受けるのは日本の労働者であって、海外投資家にメリットがほぼなし。

海外投資家の資金はよりメリットのある他国へ流出し、資金調達できなくなった日本経済はしばらく停滞すると思われます。首相が変わるか大暴落が来るまで、以前のような相場が戻ることは無いように思いました。

 

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2月22日は猫の日

2月、3月の権利取りが目前ですが、買い指値注文の多くを取り消すかさらに下値へ変更する事にしました。直近の1月下旬につけた安値を下回った辺りから、少しずつ狙っていた個別銘柄を拾っていきたいと思います。