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明光ネットワークジャパンの連続増配記録がストップしていた

チャートを見ると昨年末の急落から反発した株価も、そろそろ限界で再度下落するように思えます。確定申告作成作業も終了し、3月末の権利取りに備え再度銘柄検索を行いました。そこで目にとまったのが連続増配銘柄の明光ネットワークジャパン(4668)です。

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保有銘柄にも増配年数20年のSPK(7466)や16年の沖縄セルラー電話(9436)などがあります。2018年10月11日、明光ネットワークジャパン大引け後の決算において、42円から30円の減配を発表しました。20年続いた増配記録が終了していました。株主優待もあり個人投資家に人気の銘柄で、登録している株ポートフォリオの人気ランキングで76名の方が保有して7位にランクインしています。

増配年数上位の銘柄は当然監視していましたが、購入を躊躇った理由はいくつかあります。最初に学習塾事業に将来性があるのかと素朴な疑問です。学習塾・予備校の市場規模は少子化の影響を受け、漸減傾向が続いています。学習塾事業を展開する企業間の競争も、市場が伸び悩むなか激しさを増している状況です。

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次に決算内容をみて、意地でも増配しているのではないかという疑問がありました。決算の数字はどれも重要なのは重々承知で、個人的に重視するのが「一株益」と「一株配」です。明光ネットワークジャパンの直近の通期業績をみると、2016年と2018年に一株益を上回る一株配になっています。株主還元姿勢を重視した結果なのか、増配記録を意識していたのかは不明ですが、数字を見る限り「今後良くない意味で何かあるのではないか」を思えてしまいます。

アベノミクスによる好景気で増配を行う企業は増えてきました。ただ業界他社を意識した横並びの配当政策に懐疑的な思いもあります。配当金据え置きでなく減配を選択した件をみても、日本企業(すべてではありませんが)の株主還元姿勢については、積極的でないように思います。今後来るべき不況では減配をアナウンスする企業が相次ぐことになるのでしょうか。

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