今月で54歳になる。株式投資をはじめた30代は「20年で個別銘柄の元本回収できれば良い」と考えていたが、残り寿命と増配する銘柄が多くなった現状から3年後の目標設定と保有銘柄の損益率を厳密に管理しインカムを積み上げたいと思う。
2023年度はTOBした銘柄が多く想定外の売買益が発生し、損失覚悟の配当取りを行った。年度ごとの配当金総額推移をみても2023年度の伸びは突出しているが、今後さらに配当金を積み上げるには何らかの対策が必要と感じた。
高配当銘柄に集中投資すれば短期的に改善できるが、中長期で配当を増やすとなると計画的な運用を行いつつ目標金額を設定した方がモチベーションアップになる。
過去2020年度からの配当金総額と証券口座に入金した総額年間利回り推移は
- 2020年 ¥972,433 4.72%
- 2021年 ¥1,052,350 4.98%
- 2022年 ¥1,284,980 5.92%
- 2023年 ¥1,748,871 7.95%
損失覚悟の配当取りを実施した2023年度の伸びは著しい。
2024年3月末までの売買損益は前年同期を下回るものの¥100万以上を確保しており、昨年同様に損失覚悟の配当取りを行う予定。
次に4半期ベースの入金された配当金割合を2023年度でみると
- 1Q(1月~3月末) ¥196,267 11.22%
- 2Q(4月~6月末) ¥829,550 47.43%
- 3Q(7月~9月末) ¥182,879 10.45%
- 4Q(10月~12月末) ¥540,175 30.88%
となり2024年度配当金の半分以上は確定で、残り半年の積み上げがカギになる。
年配当利回り7%以上、損益率100%以上、減配無く増配が続きそうな銘柄は中長期で保有する。
半年~1年で含み損の銘柄は一旦売却。
3~5年での増配ペースや損益率、分割なども考慮し保有継続か売却方向かを決める。
保有期間・損益率・合計インカム回収率(配当金+貸株の受取金を購入金額で割る)を比較し銘柄を振り分ける。
過去の配当金推移を考慮して
2027年末までの配当金総額を¥240万
を中期目標とする。
厳密には2027年9月の配当権利取りまでになるが、今後はこの目標に向けて個別銘柄を売買してみたいと思う。
年間配当を安定して¥360万(30万/月)が最終目標。まだまだ先は長い。
いくつか縛りを設けてバランスのとれた売買を心掛ける。
- 証券口座に入金した金額は出金しない。
- 前年の配当金総額を上回る。
- 年間の売買損益はマイナスにしない。
証券口座から出金した事は一度もないが、配当取りで一時的に大きな金額を入金し権利落ち後に出金するような手段は禁止する。ただしGMOクリック証券CFD取引口座の金額を一時的に証券取引口座への振替は可能とする。
効率のよい権利取りを行う為に前年の配当金総額を超える必要がある。4半期毎の配当金額推移から、増配・成長期待・高配当銘柄の追加や見劣り銘柄の売却、元本回収済銘柄を増やし新たな銘柄への乗換も計画的に行う。
高配当銘柄に集中投資し配当金の積み上げても、トータルの損益がマイナスになっては本末転倒。年間の売買損益はプラスを確保する。
資産額を増やす為に成長期待や分割しそうな銘柄への乗換も以前と同じように行うが、「いつか株価も上がるだろう」とだらだら持ち続ける事はやめる。
期限を決め配当利回り・損益率・保有期間で見劣りする銘柄は売却し、必ず乗換銘柄の候補をいくつかピックアップし割安になれば購入できる態勢は整えておきたい。