4月21日夜、新型コロナウイルス感染急増を受け政府に緊急事態宣言を要請した東京都、不要不急の外出は極力控えていますが今回はどうしても行ってみたい株主総会だったので人混みを避け参加してきました。
2020年12月、文春記事と社長の反社匂わせ恫喝音声から株価は急落しました。2021年2月に特別調査委員会で「記事は恣意的に社長発言の一部だけを取り上げたもので、事実関係が正確ではない」とのこと。
その後株価は反発することなくもみ合いでしたが、4月になり再度下落しています。 社長が直接話す内容を聞いてから、保有か売却かを決めようと新宿へ向かいます。
参加者は20名前後、冒頭社長の言葉は「申し訳なくお詫び申し上げます。外部調査でパワハラなし。」とのこと。10時15分からの質疑応答も冷静な質問が多く、怒号が飛び交うような事はありませんでした。総会は1時間で終了しその後、事業説明会を開催していたようです。
「宮地社長が会社で成し遂げたい事は?」との質問で、「個人の信用サポート(保証人不要)と不動産のデジタル化で枠組みを変えていきたい(不動産業界のDX化推進)」と仰っていました。家を借りる際には書面交付が必須ですが、今後ペーパーレス化で見直しの可能性が高いように感じました。
饒舌が招いた今回の件とは異なり、会社の現状を話す社長は雄弁でした。コロナの影響と事故発生率、与信の2極化、大手代理店手数料などは興味深く拝聴しました。聞きたい内容だったので、個人的には満足しています。
社長や会社サイドの話をすべて鵜呑みにすることはないですが、会社の現状を知ってもらいたい姿勢は強く感じました。社長の気になる発言をいくつか考慮して、今回の件を差し引いても現状の株価は割安と感じました。
決算発表で売上高の大幅な落ち込みや減配なしが最低条件ですが、日々の損益率を確認する為に保有は続けたいと思います。