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実感なきバブル期超え

東証が発表した5月「海外投資家地域別売買動向」によると「欧州」の投資家が8883億円の買い越し。これは4月の6847億円を上回る買い越し。「北米」の投資家の買い越しは875億円に過ぎず、海外勢の主力は完全に「欧州」で「アジア」「その他地域」は売り越し。売買シェアでも75%台を占めて圧倒的。欧州には産油国資金や年金基金など大きなグローバルファンドの運用拠点があり、そこからロング系資金が流れ込んでいるらしいです。海外勢の欧州だけが買い越している今の相場、しばらく様子見を継続します。本日は実感なきバブル期超えについて投稿します。

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景気の拡大局面が、バブル期(51カ月)を抜いて戦後3番目の長さになったとか、有効求人倍率 が1.48倍と発表されバブル期の最高を超える高い水準など、「バブル期を超えた」と最近よく耳にします。「大本営発表」とか「情報操作」などと揶揄されるように実感がありません。保有している株式の含み益が増加していることを除けば、アベノミクス相場前とほとんど変化はありません。

1980年代後半、土地、ビル、株などを担保にしておけば、いずれそれらの価値は上がるから何の心配も無いと土地神話に寄りかかった典型的な不動産バブルがありました。当時は学生でアルバイトをしていましたが、履歴書持参すればほとんど採用された時代でした。今では人不足で外国人を雇用する会社も増えましたが、当時はほとんど見かけることはありませんでした。

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人が不足しているのはアルバイトの立場からでも明白で、友達を紹介して欲しいとか残業をしてくれないかなど、雇用する側からいろいろ頼まれたことがありました。完全な売り手市場なので「よく採用されたな」と思うような人も中にはいました。コンビニで買い物をした際に、あり得ない接客態度をしていた店員は今でも忘れません。

ただ当時は今より活気があり消費意欲が旺盛だったように思います。私が二十歳前後の頃なので、いろいろ欲しい物や買いたい物も沢山ありました。僅かな期間でしたが好景気を身をもって実感できた頃でした。

当時はネットがない時代だったので、何も知らずに浮かれていただけかも知れません。ただ今と比較しても「バブル超え」はハリボテというか景気騙しのような気がします。

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