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CHF/JPY売注文約定で思いだされるスイスフランショック

USD/JPYは下降トレンドに転換するサインといわれている109.72の壁を未だに突破することなく推移しています。そろそろ売で入りたいところですが、USD/JPYの売玉ではマイナススワップポイントになる為、他の通貨ペアを探していたところCHF/JPYでは、売でもプラススワップポイントになるようで、指値売り注文が先日約定しました。

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2015年1月15日、過去3年維持してきた無限の為替介入をスイス中央銀行が突如撤廃します。1ユーロ=1.20フランのサポートラインがブレイク、0.85フランまで急落(スイスフラン大暴騰)します。日本円でいえば、1ドル100円だったのが次の瞬間60円になったのと同じ急激な変動です。

スイスフランショックによる相場の急変は、わずか一瞬にして起こった出来事で想定上のロスカット金額と、実際のロスカット金額との間に大きな乖離を生み出してしまいます。つまり損切り注文も約定されないまま、遥かに急落したレートでロスカットされる事態が多発します。

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「絶対に1.2000よりも下にはいかない」とか「スイス政府が無限にスイスフランを用意して売るから安心」などと介入頼みで建玉を積み増した方は、大規模な損失を抱えることになります。他にもFX業者の破綻やスイス経済にも大きな打撃を与えることになります。人為的な相場操縦が市場に大きな被害と混乱をもたらしたスイスフランショック、当時はスイスフラン建玉保有していませんでしたが、ネットにアップされた損失額の画像を見てぞっとした記憶が残っています。

2019年のスイスの政策金利は-1.25%~-0.25の間で推移しており、日本よりも金利の低い珍しい国です。その為CHF/JPYの売玉でもスワップポイントはプラスになるはずですが、FX業者のスワップポイントを調べるとプラスにはならない業者もあるようで、事前にスワップポイントを調べておくことをお勧めします。

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