決算発表ピークで保有銘柄に株式分割発表があった。5月12日13時に日本電信電話（9432）が2023年6月30日を基準として、普通株式1株につき25株の割合をもって分割するとのこと。
予想外の25分割でかなり驚いた。かつてライブドアが行った株式分割を思い出し、少々不安な気持ちになりつつ分割目的をみてみる。
分割目的は
2024年から新しいNISA制度が導入されることも踏まえ、株式分割を行い、投資単位当たりの金額を引き下げることにより、より投資しやすい環境を整え、当社グループの持続的な成長に共感していただける投資家層を幅広い世代において拡大することを目的としております。
なお、今回の株式分割を行うことにより、東京証券取引所が明示している望ましい投
資単位の水準（5万円以上50万円未満）を外れることになりますが、単元未満株主が
増加している現状などを踏まえ、投資環境を整えることで、議決権を有する株主として当社株式を保有していただきたいと考えております。今後の投資単位の水準については、新しいNISA制度導入後の株式市場の動向や株主構成の変化等を総合的に勘案しながら、引き続き検討してまいります。
との事。
財務大臣が筆頭株主で「貯蓄から投資へ」という日本政府の方針も影響しているのかNISA制度を考慮している点が特徴的。
もう一つ気になったのか「単元未満株主が増加」の文言と優待のｄポイント。
SMBC日興証券の口座を持っているなら￥100から個別銘柄を購入でき、￥100万まで買いの手数料は無し。取引コースがダイレクトならｄポイントを使って投資する事もできる。
私は口座を持っておりｄアカウントも連携済み。ただフロッギーから株式を購入した事はない。単元未満株を保有してまで購入したい銘柄が無かったのと、管理（買付金額の計算）面倒だったので使う気にならなかったが、この株式分割後なら利用しても良いと思えてきた。
分割目的には明記されていないが、恐らくNTTサイドもこの点は考慮しているのでは？と思いたくなる。分割後にｄポイントの優待内容も、保有株式数や長期保有者を対象とした改善が行われるのかもしれない。優待ｄポイントの有効期限は、獲得した月から起算して48か月後の月末なので、安く購入できる機会にポイントを利用してみたいと思う。
